About Us私たちについて

昭和9年の創業より、一貫して上製本(ハードカバー)を手がけてまいりました。
初代から脈々と受け継いできた上製本の知識と経験で、さまざまな製本経験と実績を積み上げてきました。
検品の際は、｢数千冊の中の一冊」ではなく、｢本を手にとる、ひとり一人にとっての一冊｣と考え、一冊一冊丁寧に行い、多くのお客様からご信頼をいただいております。

さまざまな仕様の上製本加工を行ってきた当社には、上製本(ハードカバー)に関するノウハウが蓄積されています。
代表の新里をはじめとする上製本のプロフェッショナルがご相談にお応えし、実際にサンプル(見本)を作り、お客様とのすり合わせを丁寧に行います。

製本知識はもちろんですが、印刷技術など製本のみならず周辺技術はもちろん、人的つながりから並製本・他加工品の製造先の紹介など、総合的なご提案が可能です。どのようなご相談・要望にも対応することを心がけ、｢本のことなら新里製本所に聞けばなんとかなる｣とご好評をいただいております。

個性の強い生地を使用したり、細かい箔押しをしたりなど、イレギュラーな案件もまずはお気軽にご相談ください。

業界慣習から上製本(ハードカバー)の表紙は、えんじや紺などの落ち着いた色味の製本用の素材を使用することが一般的でした。

私たちは、｢手に取る人に寄り添う、高品質な本｣のもう一歩先にある｢上製本の新たな可能性を広げる｣をテーマに、より多くの人に上製本の魅力を知っていただきたいという想いを強く持っています。そこで「アパレル生地などのこれまで上製本に使用されたことのなかった生地で多色展開することはできないだろうか？」と考えました。

実際に色彩豊かな生地を表紙にまとうノートを作成してみると、その美しさと機能性に一瞬で引き込まれました。そしてこのノートをきっかけに”上製本の「普通」”を覆せるのではないかと、半ば確信に近いものを感じました。

昭和９年の創業以来、長年培ってきた経験と技術を活かしながら、「高品質かつ、美しいもの」にこだわって新しいモノづくりの世界を模索し続けています。ぜひ今後の新里製本所の活動にご期待ください。