本のまち 文京区 製本技術で支える出版文化
2025.04.21
- 社長のひとりごと
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東京都文京区には、大学・短期大学が18校以上あり、その関係で出版社や印刷・製本関連企業も多く集まっています。なかでも製本業は文京区の地場産業の一つとして位置づけられ、出版・印刷と並びこの土地の文化を支えてきました。本を「読む」「作る」「綴じる」すべての工程が交わるこの地域は、「本のまち」としての特色を持っています。
新里製本所は、文京区に拠点を置く老舗製本会社として、「製本のまち 文京区」という文化を支えるべく、長年技術を継承し磨いてきました。
■文京区と製本文化のつながり
文京区は、長年にわたり学術・出版文化を支えてきた地域です。この土地で製本業を営むことは、ただの生産活動ではなく、本の価値を支える文化の一端を担うことだと考えています。
製本の品質が本全体の印象や保存性に直結する以上、製本会社の責任は大きなものです。私たちは、技術と誠実な対応でその責任を果たしてきました。
■昭和9年創業。上製本に特化した製本所としての歩み
新里製本所は、昭和9年(1934年)に創業し、90年にわたり上製本を中心とした製本業を続けてきました。表紙加工、糊付け、綴じなどの工程において一貫した品質管理を行い、出版社、教育機関、行政をはじめ、個人のクライアント様からも高い評価をいただいています。
大切にしているのは、品質を支える技術。製本は、印刷された本文と表紙を一体化させることで、本を“使えるもの”に仕上げる工程です。本づくりの最終工程であり、品質と信頼性が問われる重要な役割を担っています。そこにプライドを持ち、技術を継承していくことは新里製本所の使命と考えています。

■文京区から、製本の技術と価値を伝えていく
私たちは創業以来、「高品質な製本を、誠実に届ける」という方針のもと、実績を重ねてきました。一冊一冊に丁寧に向き合い、信頼される製本を届けること。それが、本のまち・文京区の出版文化を支えることにつながると考えています。これからも、文京区に根ざす製本所として、上製本の技術と、高品質へのこだわりを実直に守り続けていきたいと思います。
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