蔦屋家電POP UPから始まったHONcept──新里製本所が届ける“ノートブランド”の原点
2025.05.29
- 社長のひとりごと
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蔦屋家電POP UPが原点|新里製本所のノートブランドHONceptの軌跡
文京区の製本所が立ち上げたノートブランド「HONcept」。蔦屋家電でのPOP UP出展が、開発の原点となった体験を振り返ります。
2021年、東京・二子玉川にある「蔦屋家電」で開催されたPOP UPイベントに、新里製本所として出展する機会をいただきました。
この出展は、私たちにとって、自社ノートブランド「HONcept(ホンセプト)」の原点となった大切な経験です。
新里製本所は昭和9年創業、文京区に拠点を構える上製本専門の製本所です。
長年、出版社や官公庁など法人向けに製本を行ってきましたが、このPOP UP出展は初めて一般のお客様に直接商品を届ける機会でした。
不安と期待が入り混じる中でスタートした出展。
ところが会場では、HONceptのノートを手に取ったお客様から
「この手触り、ずっと触っていたい」「贈り物にも良さそう」といった声を多くいただきました。
POP UP期間中、何度も商品を見に来てくださる方や、その場で複数冊ご購入くださる方もいらっしゃいました。
その体験は、製本という技術が“人に届く力”を持っていることを、改めて私たちに気づかせてくれました。
この経験をきっかけに、製本所としての技術を活かしたオリジナルノートブランド「HONcept」を本格的に展開。
「本づくりの技術を、日常に」というブランドコンセプトが固まり、商品開発にも自信が生まれました。
アパレル用の生地を使った表紙や、小ロットでのノート制作といった企画も次第に広がり、
その後は百貨店やセレクトショップ、そして海外の店舗様にも採用されるように。
現在では、アメリカ・アジアなどの主要都市でもHONceptノートをお取り扱いいただいています。
私たちが商品を企画するとき、いつも思い出すのがこの蔦屋家電でのPOP UPです。
その場で交わされた会話や、お客様のリアクションが、今もものづくりの基準になっています。
これからも新里製本所では、文京区の地場産業である製本業の価値を伝えながら、
製本の技術を活かした高品質なノートを丁寧に届けてまいります。
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