上製本の製本所が減っている今、東京・文京区から守り続けたいこと

2025.06.05

• 社長のひとりごと

先日、長く続けてきた上製本の業者が、また会社をたたむこととなりました。
知らせを受け、さみしさと、複雑な思いが入り混じります。

私たちが拠点を構える東京都文京区も、かつては多くの製本会社が集まる地域でしたが、今ではその数も減少しつつあります。とくに、上製本やビニール表紙といった手間のかかる製本は、対応できる工場自体が少なくなってきています。

それでも私たちは、上製本だからこそ実現できる価値を信じています。丈夫さ、丁寧な仕上がり、紙の質感……、本としての魅力を支える工程に、誇りを持って取り組んでいます。

新里製本所は、昭和9年創業の製本会社として、90年以上にわたり東京・文京区から上製本に特化した製本業務を続けてきました。近年では、同業他社の縮小や閉業にともない、「上製本で困っている」「OEM製本を依頼したい」といったお悩みをいただく機会が増えています。

もし製本のことでお困りのことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。これまで培ってきた技術と実績で、最適な形をご提案いたします。

上製本のともしびを守り続けていく、その思いを大切に、ひとつひとつの仕事に誠実に取り組んでいきます。

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